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◆ 英国新聞テレグラフ選:史上最高の映画ベスト100 |
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The 100 best films - documentary
and world cinema by UK Telegraph |
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・イギリスの新聞社テレグラフ(The Telegraph) が選定、2008年4月24日掲載、史上最高の映画ベスト100(The 100 best films:documentary and world cinema)のリストです。 ・当リストは各ジャンル別ランキングになっていて、ドキュメンタリーフィルム10本も含めて合計、100作品による偉大な映画ベスト100となってます。 |
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・当ランキングリスト外の映画ですが、リック・ローマン・ウォー監督の『プ リズン・サバイブ』はかなり濃い社会派ドラマで、監督自身による調査・体験を基に予算2億円程度(※1)とわずか21日の撮影期間(※2)で仕上げた、刑務所を舞台とするとても興味深い作品です。 懸命な努力の末に起業した矢先、主人公ウェイドは家 宅侵入の強盗を過剰防衛で殺してしまう。禁固3年の実刑を受け、さらに護送中のいざこざに巻き込まれ、極悪囚人専用の集中管理刑務所へ入れら れる。そこでは統括管理者である刑務官たちが囚人間の暴力抗争を煽り、見せ物として楽しんでいる。ウェイドは無事に生き延びる為に、悪質な環境へすばやく順応していく。刑期終了間近になる と、囚人の殺害ほう助罪の嫌疑をかけられ、結果、刑期が3年延長される。しかし身の潔白を晴らして当初の刑期満了で刑務所を出る事を 模索するという話ですね。 つまり作品は、ウォー監督が述べているように、主に刑務 所内の囚人や刑務官の腐敗とその根源を描いている(※3)。さらに加えて言ってますね、たとえ法律を遵守して生活していても、わずか一度の過 ちで刑務所送りになってしまうと、人生は激変する。特異で強圧で支配的な刑務所内は、人種や民族で囚人はグループ化し、敵対的に隔たり頻繁に暴力抗争が 起きる。そんな過酷な環境下で刑期終了までいかにしてを乗り切るか(※4)を、ひとつの例として描いているユニークな作品ですね。 文)アオキヒロシ aokiuva.com 2016 ・特に作品中の印象深い言葉が2つありますね: 刑務所文化について:「……刑務所は、人の感受性を鈍らせる。しかし皮肉にも最も重要なものを、人に認識させる所でもある、家族と忠誠。……それらは刑務 所にはないからだ。」※5 囚人権力構造を暗示する言葉として:「[過剰防衛で3年禁 固刑の]君はただの観光者だが、[復讐により相手血族皆殺しで終身刑の]俺は死ぬまでここの住人だ」※6 |
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--------------------------------------------------------------------------------- ※1参照文献:"Snitch’s Ric Roman Waugh: From Stuntman to Writer/Director" by Nick Dawson. Feb 22, 2013 https://filmmakermagazine.com/65610-snitchs-ric-roman-waugh-from-stuntman-to-writerdirector/#.VsatMRtf02E ※2参照文献 3&4意訳:"Exclusive: Felon Director Ric Roman Waugh" By Edward Douglas July 15, 2008 /訳)アオキヒロシ https://www.comingsoon.net/movies/features/46765-exclusive-felon-director- ric-roman-waughm ※5&6引用:"Felon"movie より. / 訳)アオキヒロシ |
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資料:telegraph.co.uk
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